ハンドドリップ初心者向けセットの選び方
「とりあえずセット」では正解?
ハンドドリップ、始めてみたい!と思った時、まずAmazonや楽天で「コーヒー スターターセット」と検索したくなりませんか?
ドリッパー、サーバー、ペーパーフィルター、時にはメジャースプーンまで全部入って数千円。
これさえ買えば「明日からおうちカフェだ!」とテンションが上がりますよね。
でも、ちょっと待ってください。
結論から言うと、名前も知らないメーカーの激安セットだけは避けたほうが無難です。
実は僕、大学生の頃に全部入りで1,980円!みたいな謎のセットを買って、盛大に失敗したことがあるんです。
サーバーのガラスは薄くてすぐ割れるし、ドリッパーの形状が独特すぎて市販のフィルターが合わない…。
結局、安物買いの銭失いになってしまいました。
セットで買うこと自体は、統一感もあってすごくおすすめです。
ただ、大事なのは中身をちゃんと見て選ぶこと。
最初は有名なメーカーの定番セットを選ぶのが、結局一番コスパが良く、上達への近道だと僕は断言します。
定番メーカーにこだわる理由
なぜ僕がここまでメーカー品にこだわるのか。
理由は大きく分けて2つあります。
一つ目は消耗品の入手しやすさです。
ハンドドリップで必ず必要になるのがペーパーフィルターです。
ハリオやカリタ、メリタといった大手メーカーのドリッパーなら、専用のフィルターが近所のスーパーや100円ショップでも手に入ります。
これがマイナーなメーカーだと、フィルターが切れるたびにネットで注文しなきゃいけない…なんてことになりかねません。
コーヒー飲みたいのに紙がない!という絶望感は、継続の最大の敵ですからね。
二つ目は基準を知ることができるからです。
有名なドリッパーは、世界中のバリスタが抽出レシピを公開しています。
ハリオV60なら、この淹れ方が美味しいといった情報がYouTubeに山ほどあるんです。
これが無名のドリッパーだと、正解がわからず、味が安定しなくても自分の腕が悪いのか、道具が悪いのかの判断がつきません。
みんなが使っているものを使うことは、困った時の先生がたくさんいるのと同じことなんです。
IT業界でもデファクトスタンダード(事実上の標準)を使うのが一番トラブルが少ないのと一緒ですね。
失敗しない選び方
手順はシンプルです。まずはドリッパーの形で絞り込みましょう。
① すっきり派なら円錐形(一つ穴)
代表格はハリオのV60です。
お湯がスッと落ちるので、雑味のないスッキリとしたコーヒーになります。
淹れ方で味が変わるので、色々試したい実験好きな人に向いています。
② コク重視なら台形(三つ穴)
代表格はカリタです。
お湯が底に溜まってから落ちるので、誰が淹れても味が安定しやすく、しっかりとしたコクが出ます。
毎朝、安定して美味しいコーヒーが飲みたいという方にはこちらがおすすめです。
③ デザイン重視なら金属フィルター
紙を使わないステンレスフィルターのセットなどです。
コーヒーオイル(油分)まで抽出されるので、独特の甘みとコクが楽しめます。
何より、置いてあるだけでおしゃれ。ゴミが出ないのもエコで良いですね。
僕が自信を持って推せるセット3選
迷ったらこれを選んでおけば間違いない、という鉄板セットを3つご紹介します。
① ハリオ(HARIO)V60 コーヒーサーバーセット
世界で一番売れていると言っても過言ではない、キング・オブ・スターターセットです。
ドリッパー、ガラスサーバー、ペーパー、計量スプーンが全て入って、実売価格は驚くほど安い。中には千円台で買えることもあります。
ドリッパーはプラスチック製ですが、実はプロでも熱が奪われないからプラが良いという人がいるくらい高性能です。
これを買っておけば、まず間違いなくハンドドリップの楽しさを体験できます。
僕も結局、一周回ってこれを一番使っています。
② カリタ(Kalita)102 陶器製ドリッパーセット
喫茶店のマスター気分を味わいたいなら、カリタのセットがおすすめです。
陶器のドリッパーは温かみがあり、重厚感もたっぷり。
台形型のドリッパーは抽出スピードがゆっくりなので、ハンドドリップに慣れていない初心者の方でも、濃くて美味しいコーヒーが淹れやすいのが特徴です。
③ キントー(KINTO)SLOW COFFEE STYLE カラフェセット
デスクに置いた時の映えを重視するなら、キントー一択です。
ステンレスフィルターとガラスのカラフェが一体になったデザインは、もはやインテリア。
紙フィルターを買い足す必要がないので、ランニングコストがかからないのも嬉しいポイントです。
味がダイレクトに出るので好みは分かれますが、この美しさは所有欲を強烈に満たしてくれます。
道具がそろうと週末が待ち遠しくなる
セットを選ぶ時のコツは、箱を開けた瞬間、ワクワクするかどうかです。
お気に入りのセットが手元にあると、早く週末にならないかな今度の休みはあの豆を買ってみようかなと、日常の中に楽しみが増えます。
まずは難しく考えず、ピンときたセットを一つ迎えてみてください。
そこから始まるコーヒーライフは、きっとあなたの生活を少しだけ豊かにしてくれますよ。

