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コーヒー豆

コーヒー豆の産地別メモ

「グアテマラ」と言われても昔の僕はピンときていませんでした

カフェで「今日のコーヒーは、グアテマラの深煎りです」と店員さんに言われて、「あ、はい(よく分かんないけど美味しそう)」と曖昧に頷いた経験、ありませんか?

僕は何度もあります。正直、昔はコーヒーなんて、苦いか酸っぱいかくらいでしょ?と思っていました。

でも、ハンドドリップを始めて、自分で豆を買うようになると気づくんです。

国によって、「味が全然違う!」ということに。

産地を知ることは、単なる地理の勉強ではありません。
それは、自分の好みの味に最短ルートでたどり着くための地図を手に入れるようなものです。

自分は酸味が苦手だと思ってたけど、この国の酸味なら好きかもミルクに合わせるなら絶対こっちだなといった具合に、解像度が上がるとコーヒー選びの失敗が激減します。

今回は、細かい国名を全部覚えるのではなく、世界を大きく3つのエリアに分けて、それぞれの特徴と手に入れやすさをざっくり解説します。

これさえ押さえておけば、豆屋さんの棚の前で立ち尽くすことはなくなりますよ。

味の傾向はエリアでつかむ

コーヒー豆は農作物なので、育った土地の土壌や気候が味に直結します。

細かい品種の話をし出すとキリがないので、僕はいつも中南米アフリカアジアの3大エリアでイメージしています。

① 中南米エリア(ブラジル、コロンビア、グアテマラなど)

世界で一番生産量が多い、いわばコーヒーの王道です。
スーパーやコンビニで見かけるコーヒーの多くはここがベースになっています。

味の特徴は、酸味と苦味のバランスが良く、ナッツやチョコレートのような香ばしい甘みがあること。

誰が飲んでも「あ、美味しいコーヒーだ」と安心できる味です。

  • 特徴:バランス、ナッツ、チョコ
  • 手に入れやすさ:★★★★★(どこでも買える)

② アフリカエリア(エチオピア、ケニア、タンザニアなど)

コーヒーは苦い飲み物という常識を覆してくれるのがこのエリア。

特にエチオピアなどは、ベリーや柑橘系のような鮮やかな酸味と香りが特徴です。

紅茶みたいと表現されることも多く、苦味が苦手な人こそハマる可能性があります。

スペシャリティコーヒーのお店では主役級の扱いですね。

  • 特徴:フルーティー、華やか、酸味
  • 手に入れやすさ:★★★★☆(専門店やカルディなら確実)

③ アジアエリア(インドネシア、ベトナムなど)

独特な個性を持っているのがアジア圏の豆です。

アーシー(土っぽい)と表現される、ハーブやスパイスのような独特の香りと、どっしりとした苦味が特徴。

個性が強いので好き嫌いは分かれますが、一度ハマると抜け出せない中毒性があります。ミルクとの相性も抜群ですね。

  • 特徴:スパイシー、重厚、大地
  • 手に入れやすさ:★★★☆☆(種類によるが、マンデリン等は定番)

山田的・産地別のおすすめ3エリア

理論は分かったけど、具体的にどれを買えばいいの?という方へ。

最初に試してほしい、各エリアを代表する間違いない銘柄を3つピックアップしました。

ブラジル(まずはここから)

コーヒーの基準点を知るなら、まずは世界一の生産国ブラジルです。
酸味が控えめで、ナッツのような香ばしさと優しい甘みがあります。

クセがないので、朝起きて最初に飲む一杯や、食事と一緒に飲むコーヒーとして最適。

これを飲んでもう少しパンチが欲しいなとか酸味が欲しいなと感じたら、他の国へ冒険に出るのが良いでしょう。

どんなブレンドにも使われている、縁の下の力持ち的な存在でもあります。

エチオピア(酸味の革命児)

酸っぱいコーヒーは嫌いという人にこそ、ぜひ飲んでほしいのがエチオピアのイルガチェフェなどの銘柄です。

質の悪い酸っぱさではなく、レモンティーやジャスミンのような爽やかな果実味なんです。
袋を開けた瞬間の、花畑のような香りは感動モノですよ。

浅煎りで淹れて、午後のリフレッシュタイムに飲むのが僕のお気に入りです。

これを飲むと、コーヒーの概念が変わります。

インドネシア・マンデリン(苦味の王様)

とにかく濃くて苦いのが好き!という方は、インドネシアのマンデリン一択です。
ガツンとくる苦味の中に、ハーブのような複雑なコクがあり、飲みごたえは抜群。

酸味がほとんどないので、日本人の口に合いやすいとも言われています。

カフェオレにしてもコーヒーの味が負けないので、牛乳たっぷりで楽しむのも最高ですよ。

夜、作業のお供にチビチビ飲むのに適した、ダンディな一杯です。

次の一杯は国で選んでみよう

産地の特徴を知ると、パッケージの裏面を見るのが楽しくなります。

「今日は疲れてるから、ガツンとマンデリンかな」とか「休日の朝だし、エチオピアで優雅にいこう」なんて、気分に合わせて音楽を選ぶようにコーヒーを選べるようになるんです。

これって、めちゃくちゃ贅沢なことだと思いませんか?

まずは気になった国の豆を一袋買ってみて、その個性を舌で感じてみる。

そうやって少しずつ、自分の好みの産地リストを作っていくのが、長いコーヒーライフを楽しむコツですよ。

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